自治医大でのセミナー

21・22日を休診として栃木県は宇都宮の自治医大に行ってきた。
地域医療情報研修センター主催のセミナーで保健師、栄養士対象に話をしてきた。

ボクに与えられたお題は・・・『やる気を引き出す健康学習』

21日の15：00過ぎにボクは研修ルームに入った。
この日は石川雄一先生が１日喋る日で、僕自身も自分の勉強が出来るという事で楽しみに行った。

翌日ボクと同様に講師をする新潟県の石田さん、香川県の藤田さんは既に入っていて、暖かくボクを迎えてくれた。
グループの端に交じり、グループワークなどを傍観していたが、気付いたのは、「今年の受講生は大人しい」ということだった。
まるで内緒話をするかの如く、静かにグループワークが流れていく。
この日の研修会が終わり、情報交換会という名の懇親会が始まる。
そこではみんな良い笑顔で話しこみ、声もそこそこに出ていた。
「勿体無いな・・・」
とボクは思った。
せっかく元気があるのだ。それなら、研修会の時から声を出した方が良い。
やる気には元気が付き物だ。
懇親会後に宇都宮に戻り、石田さん、藤田さんと宇都宮餃子を食べに出た。
３人の意見は同一していて、「大人しいね」だった。
「明日はボクが参加者を元気にしますよ！」
とビールの勢いも手伝い宣言してしまった。

さて、翌日のボクの研修会。
みんなを先ずは明るくしようと思い、ギャグ満載にしてみた。
そして、グループワークの時には
「隣の人の声が聞こえないように喋ってください！」
とお願いした。
全体的にはみんな声が大きくなってくる。
ヒートアップまでは行かないけれど、それでも大き目の声を出してくれていたと思う。
参加者のみなさん、ご協力有難うございました。でも、大きな声で喋っている時のみなさんの顔の方が数段良かったですよ！イキイキしていました。

ボクは帰りの新幹線で参加者一人一人の顔を思い浮かべていた。
楽しそうに話している顔、悩んでいる顔、色々だった。
でも、元気に喋っているときの顔はみんな素敵だった。
人それぞれ元気度は違う。同じ様に元気でも、ボクの物差しでは７の人もいれば３の人もいる。
しかし、それぞれの物差しで高い数値の元気度になれば、イキイキした時の笑顔はみな同じ笑顔になる。
凹んだ時もある、でもイキイキ笑顔がすぐに取り戻せるようにしてほしい。