大阪の街

先日、Uさんが話してくれた。

「blog、ちゃんと読んでいますよ。書き込みしてないから、伝えとかなね（笑）！」

Uさん、有難うございます。

こういう言葉が一番嬉しかったりするのです。

でも、是非書き込みもしてくださいね♪

大阪城をふっと見たくなる時がある。
何故だろうか？わからない・・・。
大阪城にかかわらず、僕は大阪の街が好きだ。
世間一般に言われている「活気がある」とか「大阪弁が飛び交っている」とか、そんなことではない。
何故か親しみがある。

街を調べてみると、けっこう人の名前の付いたものが多い。
すぐに浮かんでくるのは、『宋右衛門町』に『道頓堀』などがある。
『宋右衛門町』は、山口屋宋右衛門が、『道頓堀』は安井道頓が作っている。
調べてみると、こういう類のものが非常に多い。
『淀屋橋』は強豪淀屋が、『心斎橋』は豪商、岡田心斎が架けた橋だ。
こういう名前だけではなくて、寄付による建物も多い。
たとえば、中之島図書館は住友家の寄付によるもの。
中央公会堂は、株式仲買人・岩本栄之助の寄付だが、岩本自身はその後相場の激変で損害を被り、公会堂の完成を見ないまま自らの命を絶っている。
大阪が夏の陣で焼け野原になった時、江戸幕府の財源で復興したが、実際には、民間の財源のほうが多く投入されている。
大阪城もその後落雷によって焼失するが、昭和６年に市民の寄付によって竣工する。
そんな市民の気概が、町のあちこちに見受けられ、受け継がれているのかもしれない。
そんな事を考えていると、TOPセミナーに一緒に行っていた友人が、セミナーの帰りの新幹線で話していた事を思い出した。

「先日、あるセミナーに参加して初めて知ったのですけど、大阪の街を何故くいだおれ、というか知っていますか？」
「大阪の街の人たちが食通だからじゃないの？」
と、当たり前に答えた。
「それが違うそうですよ。昔は、橋をその近くのお金持ちの人が作っていたそうです。そして、洪水などで橋が流されると、又お金を出して橋を作らなければならない・・・そこから『杭倒れ』と言われるようになったそうですよ」
そんなことを教えてもらった。
「本当だろうか？」そう思って調べてみた。
あった、あった、確かに書いてある。
『八百八橋といわれた大坂の橋（実際は200足らずだった）の大部分は、町人がかけて管理をする町橋だった。橋が流されるとかけ直すのは町人、修復をするのも町人。橋の架け替えが度重なると身を潰してしまうことから「杭倒れ」という言葉が生まれたという。』
へえ！勉強になった。

自分たちの手で作り上げられてきた街、大阪。
その心意気が脈々と受け継がれ、そして、活気があるのだろう。
だから、この街で暮らすと元気になれるのかもしれない。

コメント 4

読んでますよ～（笑）
来月お会いできることを楽しみにして。
by nabe (2008-05-23 08:21) 

大阪の街、活気がありますよね。
住んでいない私も、大阪と聞くと元気のある街という感じがします。
橋などの名前の由来、なるほどと思いながら読ませてもらいました。
何気なく使っている言葉も由来を知ると、より印象付けられますね＾＾
by アールグレイ (2008-05-23 20:40) 

食い倒れの由来は知りませんでした。
私の本籍地は南船場。戦争で家が焼けるまでは、そこに住んでいたそうです。だからというわけではないのですが、今でもキタよりミナミに愛着を感じます。
by punchigoo (2008-05-23 22:19) 

☆nabeさん
どうも、有難うございます。
読んでくれているのですか！
ビックリしました。感謝です。
来月、楽しみです。

☆アールグレイさん
街の中の名称の由来を調べてみると面白いですよ。
本当は、もっともっとあるんです。
後々のネタのために、小出しにします（笑）。

☆punchigooさん
本籍は南船場ですかぁ！
ええとこのボンじゃないんですか？
年齢を重ねるとともに、キタに移行していましたが、最近またまたミナミが増えてきました。
どこかで会うかもしれませんね！
by drfriend (2008-05-24 18:22)