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怖い話・・・? [雑感]

2008年10月16日朝日新聞の中の『特派員メモ』より拾ってみた。

 奥歯が痛むので先日、勇気を振り絞って歯医者に診てもらうことにした。カイロに赴任して初めてのことだ。

 何軒かに電話して応対や予約制の有無、所在地などをあれこれ勘案し、一番よさそうな所を選んだつもりだった。

 雑居ビル2階で、分厚い眼鏡をかけた中年の歯医者が出迎えてくれた。診察台に座ると、目の前に赤茶色のさびが浮いた診療器具が置いてある。思わず息をのんだが、透明な袋に入っていたので消毒済みだと信じることにした。

 歯医者はさびた器具で1本ずつ念入りにチェックする。いつまでたっても終わらないので不安になり始めたころ、大きな声で「パーフェクト」。そして、「日本で治療をしたのか」と聞く。うなずくと「これだけきれいに治療できるとは。さすが日本だ」。

 今度は虫眼鏡で、治療してあった歯の観察を始めた。「治療に何日かかったのか」「詰め物の材質は歯医者と相談の上できめたのか」などと矢継ぎ早の質問が続く。診察やレントゲン撮影は約1時間に及んだが、結局、虫歯は見つからず、歯痛の原因もわからずじまいだった。

 帰り際、歯医者が言った。「今日は大変参考になりました。何かあったらまた来てください」 (井上 道夫)

 

 最近、フレンドに通院しているAM君を思い出した。

彼のお母さんからメールを貰ったのが、かれころ半年ほど前だろうか?

やはりエジプトからのメールだった。内容は、エジプトの歯科医の治療内容の不安だった。

やはり、日本では考えにくい治療だったので、ボクの感じたことをそのままお伝えした。

AM君のお母さんは、エジプトの歯医者にその事を告げたそうだ。

「日本人の歯科医に相談したのです」

と。エジプトの歯科医はそれを聞いて態度が変わったそうだ。

そして、お母さんは歯科医院を変えた。

その後、日本に帰ってこられて、フレンドに通ってくれている。

しかし、「さすが日本だ」とエジプトの歯科医師に言わせた日本でも、首を傾げる治療もある。

HPを通じての相談を受けていると、もう少し子どもの事を考えての治療を行って欲しい、と思う。

「さすが日本だ」と言われる医療技術を持つことが出来た我々医療従事者は、その事に誇りを持ち、そのプライドを汚さぬ様に、自ら奮い立たなければならないのではなかろうか?

と、記事を読んで改めて思った。


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コメント 3

Azumino_Kaku

私、先週定期点検?に歯科に行ってきました。なるほど・・私はこんな高い水準の医療を受けられることを素直に感謝しなければなりませんね。。
by Azumino_Kaku (2008-10-20 17:22) 

punchigoo

そういえば、昔の治療は痛いだけで、今から思うと怪しかった気がします。医学の進歩は目を見張るものがありますね。
by punchigoo (2008-10-21 12:30) 

asayan

☆Azumino_Kakuさん
そうですよ、日本は医療水準はTOPに近いです。
けど、病院、医院によって、かなりの差はありますけどね(苦笑)。
出来るだけ信頼の置ける医院をお探しくださいね。

☆punchigooさん
昔々のその昔はタービンなるものがありませんでした。
ゴロゴロするエンジンのみ。エンジンは熱が発生するから痛いのです。
よって、タービンの開発は今後それに勝るものは当分出ないだろう、と言われていますよ。
医学の進歩は日進月歩です。
by asayan (2008-11-13 00:35) 

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